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ザオ陸

20071023Tue初音ミクあれこれ

初音ミクとVOCALOIDの今後

「初音ミク」について議論が盛り上がってるわけですが、それはさておきそもそもDTMソフトって

売れ行きは驚異的だ。DTMソフトは平均販売数は200~300本、ヒット作品でも1000本という市場だが、8月31日の発売から9月27日までの1カ月弱で1万本(予約含む)を売り上げた。

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という状況、ちなみに販売数はこちらによると

■売上げ記録

国内最大手のインターネット上のショッピングサイトである、『amazon.com』のソフト

ウェア売上げランキングでは、5週連続でベスト5圏内にランクインし続けております、そ

の内約3週間ほどは、第1位でした。

また、10/10時点での出荷数は15000本。既に10000人以上のユーザー様がいらっしゃいます。

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という売上げになってるわけです。

他にも、「初音ミク」の体験版が同梱されていたDTMマガジンがあっという間に完売するなど

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「初音ミク」フィーバーが続いてます。



で、


今後企画されているのが、今回のような声優を起用したキャラクター・ヴォーカル・シリーズというもの。

クリプトン | バーチャルシンガー・ラインナップ | クリプトン

「初音ミク」はあくまでそのシリーズ第1弾であって、第2弾が12月に発売されることが既に決まってます。

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Amazonにもページが作られているので、今後誰が声を当てているのか、といった情報などは随時公開されていくはずかと。で、おそらく第3弾も予定通り来年以降になるでしょうが、発売されるでしょう。



で、


問題はそのあとの話。

バリエーションの事を考えると、男性の声を使ったタイプが来るのではないか?と予想しているのですが、「初音ミク」がこれほどヒットした実績が、歌手としては自分と似た曲が次々に作られるみたいで却って拒絶される原因になってしまわないだろうか?と少し危惧するわけです

実際

初音ミクの音声を担当したのは、「ときめきメモリアルONLINE」の弥生水奈役や「つよきすCool×Sweet」の蟹沢きぬ役などで知られる声優の藤田咲さん。当初は声優ではなく、かわいらしい声の歌手10人ほどにオファーしていたが、「自分のクローンが作られる」「オリジナル作品のカバー曲がはんらんしてしまう」などと敬遠されるケースが多く、なかなか折り合いが付かなかった。

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と断られてしまったケースもあったそうで、今回の「初音ミク」で作られた曲などが、さらにそうした歌手側の反発を呼ぶ可能性が考えられます。また「初音ミク」の場合は、歌が本業ではない声優さんなわけですが、歌手が本業の方としては VOCALOID として発売されるより、自分の音楽を聴いて欲しい(買って欲しい)、と考えるのは自然なことです。

ただ、逆にそれをチャンスと捉えることもできるでしょう。私自身、声優の藤田咲さんは「初音ミク」以降に知った方です。そういった今までに知らなかった人にも認知してもらえるチャンスである、また今回のようなブームが自分のキャリアや歌手活動にプラスになる、と声を提供する側が考えられれば今後の製品開発にも弾みがつくのではないかなーと思ったり。


ま、そこら辺の損得勘定と、アーティストの意識とかっていうのは推測するしかないので、正直分かりませんけれどもね。

さて。今回は版権関係の相談をメインにして、1ヶ月前では想像できなかったような各種商談が行われる予定。その合間、合間では取材とか、CVシリーズ以外のVOCALOIDに関する動きもチラホラ相談したりする予定です。

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などからすると、CV(キャラクター・ヴォーカル)シリーズ、つまりは今回の「初音ミク」系統以外の VOCALOID も順調に動いているっぽいので、何よりです。



今の「祭り」と言っていいようなこのブームが、初音ミクブームなのか、キャラクター・ヴォーカル・シリーズブームなのか、VOCALOIDブームなのか、音声合成ソフトブームなのか、DTMブームなのか、または1つのジャンルとして定着するのか、それとも年末まで持たずあっさり忘れ去られてしまうのか……はまだ分かりませんが、今後の動きを生温かく見守ろうかな、と思う次第。


初音ミクとと音声合成ソフト

また、VOCALOID は何も「初音ミク」の販売元クリプトン社の専売特許なわけではなく、YAMAHA の技術なので

参考リンク

クリプトン社以外の VOCALOID が出てきたり、また VOCALOID以外の音声合成ソフトで作られた同コンセプトの製品がどんどん出てきて、技術が日進月歩してゆく未来を希望してます。



もうちょっと言い方を変えると、商売になると判断されると結構参入する業者が増えてくるんじゃないかと。それが何も DTM だけじゃなくて「くまうた」みたいな感じのゲームっていう方向性もあるので

くまうた

くまうた

どうだろうなぁ、というところ。


初音ミクとニコニコ動画

再度引用ですが

売れ行きは驚異的だ。DTMソフトは平均販売数は200~300本、ヒット作品でも1000本という市場だが、8月31日の発売から9月27日までの1カ月弱で1万本(予約含む)を売り上げた。

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という市場規模の中、

ニコニコ動画経由だけでも、1100本以上売れてるとなると、そりゃ対応とかも慎重になるよなー、という辺り。



というか、ニッチなソフトを動画で使い方の説明するっていうのは、今後増えるんじゃないでしょうか。

YouTube でWebカメラ編集ソフトを紹介した動画とかありますし、

http://www.youtube.com/watch?v=jXe8pyY9G80

米ロジテック製ウェブカメラの売上が急増--火付け役は17歳少女が制作したビデオ - CNET Japan

使ってみないと分からない、とかどういう結果になるのか動画を見せた方が早い、っていうソフトなどは、ニコニコ動画に限らず、動画共有サービスなどで、これから投稿されるようになっていくのでしょう。


参考リンク

Adobeみたいにお金と技術力となにより十分な認知度があれば、自サイトに使い方の動画とか載せるっていう方向もありですが。


初音ミクとクリプトン・フューチャー・メディア

あと、初音ミク関連のエントリーを見ると、今回のヒットはクリプトン社のマーケティングや、パッケージ、プロモーションが巧かっただけ、みたいな文章を見かけるのですが、……うーん、どうでしょうか

今回の初音ミクは、DTM業界で最も権威のある雑誌の担当者に、ファーストインプレッションで苦笑され、紹介は出来ませんねと断られた製品であり(この点でも史上初かも)、また社内にもアンチが居ましたし、色々な意味で、このような形で認知されなければ後が無い製品シリーズでした。(これは批判ではなく、相手の立場に立てば理解できなくもない、現実的には当然の出来事です)

[Vocaloid2情報

という辺りの行間から感じられるように、この戦略への内外から反発もかなりあったようですね。

公式サイトを見れば分かる通り

VOCALOIDばかりを作ってる会社でもないので、ヒットしたとは言え、初音ミク色がだけがクローズアップされる*1というのも、戸惑いがあるのかもしれません。

どちらかと言うと、こちらでいう「アンチ」の方達が作られた、キャラクター・ヴォーカル・シリーズではない方向性の VOCALOID も興味があったり。そこら辺も含めて、生温かく見守っていこうかな、という風に思ってます。

書き終えた後に

創業社長が明かす、仮想歌手「初音ミク」にかける想い:インタビュー - CNET Japan

こちらの記事を読んだ orz

ですから、「MEIKO」のときはまだ機械っぽさが指摘される面もありましたが、それでもコンピュータミュージックとしてはヒット商品と言える約4000個を販売しました。

創業社長が明かす、仮想歌手「初音ミク」にかける想い:インタビュー - CNET Japan

の通り、MEIKO もかなりヒットしたみたいですね。あー、他にも上で書いたあれこれが色々と修正する必要が……、まぁいいか。

*1:ま、もしかすると「初音ミクのクリプトン」と言われる以前に、「YAMAHA が初音ミクを作った」と認知されているのかもしれませんが

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