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Twitter::TheLastWill::archive::08

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これは http://twitter.com/TheLastWillTwitterでの投稿を再構成したものです。@TheLastWillについては Twitter::TheLastWill で説明しています。

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  1. 「冬来たりなば春遠からじと言うでしょ」真夏だがな。むしろ春の方が遠いだろ「奥さんとの冷戦に目処がつくという意味よ」分かってる。君のアドバイスでどうにか仲直りできそうだ、ありがとう「いえいえ、それじゃ奥さんによろしくね」妻のTwitter人格にはいつも助けられてる #twnovel
  2. 操り人形劇の上演中、事故で糸が切れてしまうアクシデントがあったが、無事に幕引きまで終えられた。人形師は「私は人形と深い絆で繋がってるので何ともありませんよ」と笑ったが人形が彼の技量の成果でなく自律的に動くのも、そして人形ではなく彼の娘であるのも周囲は気づいていた #twnovel
  3. ライオンは考えていた。なぜ私は火の輪をくぐるのか。熟考の結果、神事だと考えた、人も茅の輪くぐりをする。私は人ではないが人々の目の前で行うことで災厄を払うのだろう。その日も多くの人が火の輪に注目していたので私は普段通りくぐった。皆既日食のあと彼の姿を見た者はいない #twnovel
  4. 大きな案件でのプレゼンに緊張した為か質問に上手く答えられず余計にアガってしまったのだが、先輩が助け舟を出してくれた「ちょっと補足するとその件は、ですね……」と私に次々と新しい足を移植していく。帰り道五本足になった私に「そのうち慣れるよ」と百足の先輩は慰めてくれた #twnovel
  5. 森を鮫が泳いでいる。木々の隙間を縫うように、音もなくうねうねと風を切っていく。動物は鮫を怖れない、鮫は色を食べるから。秋に紅く染まる葉を狙う。止まることが出来ないので、落ちる葉を受け止めねばならない。しかし次の季節には森から姿を消してしまう、冬は流れ星を狙うのだ #twnovel
  6. オレの前髪をかすめながら壁に矢が突き刺さった。血相を変えた女子社員や腰を抜かした同僚をなだめつつ、矢尻に巻いてある手紙を読むと「あなた帰りにスーパーで豚肉買ってきてね。特売日なの」と、くノ一である妻からメッセージだった。っていうか、近くまで来たならお前が買えよ! #twnovel
  7. 「またかこれか」妻がくノ一なのは納得して結婚生活を始めたので職業柄夜勤が多いことや、猫を捕まえて時間を見たり、自宅の廊下を鶯張りに改装したり右上にアクセス解析をつけたりするのは理解しているのだが、いくら倹約のためとは言っても五色米を食卓に並べるのは勘弁してほしい #twnovel
  8. 誰でもバスや電車に乗ると、流れる景色を眺めて建物を飛び移る忍者を想像すると思う。しかしある日、本当にバスのスピードに合わせてビルを飛び移る、くノ一を見て驚いた。ごく普通の商社に勤めるオレにどういうわけか一目惚れしたそうで妻なりのアピールだったらしい。目立つだろ! #twnovel
  9. 妻はときどき、忍者専門学校くノ一コースで講師も務めている「結構ナルトに憧れてか入学数も多いのよ」へぇ「最近は外国人も増えてきたし。でも実際に影分身や口寄せの術が使えると思ってる子もいて困るわー」まぁ漫画じゃないんだからなw「でも螺旋丸はできるけど」え!使えるの? #twnovel
  10. 「今どき干し飯(ほしいい)や丸薬なんて使いません!サプリメントや非常食がありますからね」と、くノ一の妻は言う「天井裏や床下に忍び込んだりもしませんよ、最近の住宅事情を考えれば当然です」うん、バカにして悪かったから機嫌を直して、風呂場で水遁の術はやめて出てきなさい #twnovel
  11. 撒き菱は使うんだろ「人もそうだけど、主に自動車のタイヤ向けね」手裏剣は?「元々、殺傷能力は無くて目くらましだから今も使うわ」忍び装束は「よくある黒い服は却って目立つから駄目なの、要は馴染めばいいから」そう語るくノ一の妻は女子高生の姿をしてる、まぁ似合うけれどもさ #twnovel
  12. 「電話も無線も傍受される怖れがあるし、メールは記録に残るからこれが一番安全なの」と、くノ一の妻は伝書鳩を連絡手段に使うらしい。無論飼うのも大変だし即時性は低いが、なにより通信の安全は保てる。それは分かったのだが「今日は遅くなりそう」と会社に伝書鳩で送られてもなぁ #twnovel
  13. 町内会の集まりに妻が参加してきた「なんか近頃変質者が出るらしいわよ、怖いわねー」いやお前は大丈夫だよ「あとね、訊いた?公園で大麻が見つかったんだって!しかも、隣に奥さんが大麻の周り近くで怪しい人影みたらしいわよ」それは、くノ一の修行で毎朝飛んでるお前のことだろ! #twnovel
  14. 「今の忍びは城に侵入なんかしないの」へー「企業の機密情報を探るのが多いわね」やっぱり侵入するんだ「そうねぇできなくはないけど社員になって潜り込む方が確実ね。中に入ってしまえば後は簡単だし」ふーん「あなたの会社に私も潜入してたわよ」え!「ま、結婚する前の話だけど」 #twnovel
  15. 「来月、義母さんの誕生日だったわよね贈り物何がいいかしら」なんでもいいよ「ダメよ。普段くノ一なんてやってるから、ここで嫁アピールが重要なの!義母さん登山が趣味よね。この前も鳥海山登ってたし先週登山靴買ってたから、防寒用の上着なんてどう?」何でそこまで調べてるの! #twnovel
  16. くノ一は猫探しもするんだな「依頼があれば人捜しもね。いつも危険な仕事じゃなくてこんな案件多いのよ」で、その仔猫は?「探してた飼い猫が仔猫を産んでて、で、でも飼い主は血統書つきだからすぐに処分するって言って」「ね、忍びは猫の目で時刻見るから必要よね?」時計見ろよ! #twnovel
  17. 結局仔猫は飼うことになった。指に噛み付いてきて、確かにかわいい。名前はサスケだそうだ。くノ一らしく偉大な先人の名前にあやかったのだろう。そうするといずれ真田十勇士になるのか、コイツ「うーん、それもいいけど写輪眼を使えるようになるといいなー」ってそっちのサスケか! #twnovel
  18. 急いでいた為ラーメン屋の親父に一番早く出来る料理を頼むと、チャーハンが最も早く三年と言う。まずは中華鍋を振る練習から開始。鍋は意外に重くリズミカルに振れるまで一年かかった。火加減、味とそれぞれ修行を重ねようやく満足する一品が完成。慌てて午後の会議に行くも遅刻した #twnovel
  19. 雲一つない高い空に染みのように、白い鯨が浮かんでいる。鯨が潮を吹くと染みが滲んでいるように見えた。やがて滲みはゆっくりと増え、無数の鯨が空を覆い尽くし辺りは暗闇に包まれた。間もなく鯨達の潮が夕立となり地上に降ると、私は詩を拾い集め伝書鳩に手紙を託して彼らに届ける #twnovel
  20. 喫茶店に入ったもののアイスコーヒーかホットコーヒーか悩んでいると「それでは、アイスホットコーヒーはいかがですか?」と店員が薦めるので注文したら、氷を削って作ったグラスに熱々のコーヒーを注いだ。なるほど確かに!無論、氷がすぐに溶けテーブルがコーヒーまみれになったが #twnovel

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